あの後俺は学校へ登校した、本当はあんなものをみたあとだ、学校なんかいきたくなかったがみんなを心配させるわけにもいかない 俺は授業中もずっと昨日の不可解な出来事を考えていた…、そして流れるように退屈な授業は終わっていた… そうだ、何も変わらない、昨日の事は忘れて今日からまたいつもの楽しい日々が始まる 魅音が部活の集合をかける さあ忘れるんだ、俺は軽い足取りでみんなの元へ向かった 変わるはずはない、そう…思いたかった、いや、無理にでもそう思おうとしていた…『それ』を見るまでは 魅音は俺を早く来るようにとひらひらと手をふる、そしてその逆の手には…しっかりとバナナが握られていた 〜バナ流し編〜 クールになれ圭一…バナナなんて猿でも食う、魅音がバナナをくわえていたからって何も…、…!? そこで俺は気がついた 魅音がバナナを!? レナ「どうしたのかな?圭一君?」 レナの一言で俺は我に返った 普通の健康男子ならおそらく既に妄想の世界から出られなくなっていたろう、だがそこはクール圭一、至って平然を、並の男とは訳が違う そして部活へと没頭した、人間の頭っていうのはやけに目先の優先順位に捕らわれる 圭一「ははは、おい次レナの番だぞ?はやく…」 ひっ!!?? 突然だった… まずい声に出たか!?…いや大丈夫だ、まわりの反応を見ると顔にもでてない しかし何故だ…いつのまに…レナはずっと俺の隣でトランプをしてたじゃないか!? なのに…なのになんで…なんでいつのまにかトンカチとバナナを持っているんだ… 圭一「なんなんだよそのバナナはよぉおぉぉ!?」 俺は重圧に耐えきれなくなり無意識に机を叩き叫んでいた 周りは怯えと驚きがまじった顔で俺をみている レナ「ど…どうしたのかな?かな…圭一君?」 里芋「そ、そうですわよ圭一さんいきなり…」 俺は我に返った まずい…つい勢いで…しかしこの機にバナナについて問いつめた方が良いのかもしれない しかし、それを訊いたらもう後戻りができない気がした 逆に今ならまだ発作的なものとしてごまかせる… 俺は… くっ…! 圭一「ごめん…なんでもない…」 俺はそのまま俯きながら座った 別に冷静な判断をしたわけじゃない…ただ…恐怖した…だが結果としてはこれで良かった…妙な好奇心を持って自分を窮地に追いこんではわらえない しかし…事はそれを許さなかった 魅音「そういえば富竹さんが」 俺の胸が一気に高鳴った 魅音「昨日綿流しの晩に誰かに殺されたって…」 周りの空気が一瞬にして変わった 全員が俺をみている気がする なんだってんだよッ!!!ふざけんなよ!!俺が富竹さんとバナナで釘を打たなかったから死んだっていいたいのかよ!!!!! 俺はもう爆発しそうだった が、先にレナが制した レナ「圭一君…さっきから様子がおかしいよ??どうしちゃったのかな?かな?」 異常なのは一目でわかった、レナの目がおかしい、野生的で狂気的な何かをかんじた この目はまるで…まるで… 圭一「(猿だ…)」 (バナ流し編) 「ばっ」 危うく口に出しそうになり意識して噤む バカな!富竹さんは俺の目の前で死んだんだぞ!? 見間違えるわけがないッ! 凍ったバナナでッ! 釘を打ってッ! ウボォア!!だッ! 誰が間違える!?こんな死に方!? 俺の頭が最高潮にヒートした後、かつてないほど冷えきった… ちょっと待て圭一…あれは本当に富竹さんだったのか…?